3daysofdesign のマニフェストの中心にあるのは、
「デザインを“売る”ことではなく、デザインを通して“存在を深める瞬間”をつくること」です。
創設者
Signe Byrdal Terenziani が11年前、スタートアップ時代に自問した問い:
- デザインを“作品”以上のものとして体験できるか?
- デザインは人と地球のウェルビーイングにどう貢献できるか?
- 3日間を超えて続く「つながり」は生まれるか?
この問いは今も変わっていません。
■ 3daysofdesignの思想的特徴
① ストーリーテリング重視(Story over Selling)
商業主導の見本市ではなく、
物語・情熱・才能への賛美を重視。
「売る場」ではなく
「志を共有する場」。
② デザインを“変化の触媒”と捉える
デザインは単なる造形ではなく、
- 行動を変える空間づくり
- ウェルビーイングへの意図的アプローチ
- 社会的インパクトを持つ環境設計
つまり、
Purpose–Led Design(目的を持つデザイン)。
③ 排他的でなく、民主的
デンマークが長年掲げてきた
「デザインの民主主義」。
良いデザインは一部の人のものではない。
建築家、インテリアデザイナー、バイヤー、プレスだけでなく、
一般の好奇心ある人も無料で参加できる。
これは北欧的価値観そのものです。
■ 他のデザインフェスとの違い
| 一般的な展示会 | 3daysofdesign |
|---|---|
| 商談中心 | 対話中心 |
| ブース型 | 街全体が舞台 |
| 売上重視 | 物語・思想重視 |
| 業界限定 | 一般も参加可 |
■ 「良心を持つ企業」としての姿勢
3daysofdesign は、自らを “a company with a conscience”(良心を持つ企業)と明言しています。
出展の重要基準のひとつは
サステナブルな実践への本気のコミットメント。
単に環境配慮を語るのではなく、
実際に取り組んでいるかどうかが選考条件。
つまり、
デザインの美しさよりも
デザインの倫理が問われる場
です。
■ 未来を共創するコミュニティ
出展ブランドは、単なる商業プレイヤーではありません。
- デザインに情熱を持つ人々
- 業界の一員として責任を感じる人々
- 共に未来を創ろうとする人々
「共創(co-create)」という言葉が象徴的です。
これは
“競争”よりも“協創”。
まさに北欧思想の根幹です。
■ デザインは“感情”を動かす力
マニフェストの中で最も重要な部分はここです。
Design has the ability to influence our mindset, mood and emotions.
デザインは:
- 形
- 色
- 素材
- 空間構成
を通して、
✔ 思考を変え
✔ 気分を変え
✔ 感情を変え
✔ 行動を変える
つまり、
空間を変えることは、生き方を変えること。
■ 形と機能を超えた存在理由(raison d'être)
彼らが求めているのは
“美しい”だけでも
“機能的”だけでもない。
存在理由を持つデザイン。
■ マニフェストの本質を一文で
デザインの力で空間を変え、
空間の力で人を変え、
人の力で未来を変える。
これが3daysofdesignの思想です。